過去に個人レッスンで
インペイシェンスについて
「どうして短気な人が調和が取れると寛容さが出てくるのかわからない」
というような質問をいただいたことがありました。
(けっこう一人だけじゃなく、他にも同じ質問を受けたことがあります)
もしかしたらそのときの私の説明ではあまりよくわからなかったか
納得できなかったかもしれません。
すべてのレメディーは欠点をなくすものではなく、調和させるものでありますが、
いっけん、相反するような意味が書かれてあると
どうしてそれとこれが同じ性質ということになるんだろう・・と思う人もいるかもしれません。
植物を観察して、たとえばツリフネソウはとても成長が早く、種がつまったさやが出来上がると
それをちょっと触っただけではじけて飛んで行ってしまいます。
それが何か急いでいるようにも見えますが、それを欠点とは私たちは思いません。
ただの性質です。
欠点と思っているのは人間がそのようにとらえているからです。
インペイシェンスのタイプの人は仕事が早く、とてもできる人です。
ペースが速いので人とあわせるのはちょっと苦手でいつも急いでいるようにも感じています。
本人は「自分はなんて短気で人にあわせられないんだろう・・」と思うかもしれません。
しかし、人からみたら
どんどん仕事をこなしていく、素晴らしいリーダーとして見られているかもしれません。
前回の記事でも陰陽のバランスを取ることが自然界では必須であるように
インペイシェンスのタイプの人ががんがん自分のペースで急ぎ足で仕事を片付けていくと
まわりの人はまったくついていくことができず、社会の中で孤立したり、トラブルが発生しやすくなります。
またこのタイプの人も何らかの神経の痛みを抱えたりすることもあるかもしれません。
それが陰陽のバランスが乱れた状態です。
ですから、植物としてのインペイシェンスが自然界でバランスを取っているように
時間の流れに対して、存在することを学ばなければなりません。
このタイプの人はそれを学ぶ機会も多いし、そのようにアーキタイプを育てていきます。
エドワード・バックもインペイシェンスのようなタイプと言われています。
彼自身もおそらく人にあわせず、短気でせっかちで、
常にあれやこれやと目的に向かってまっしぐらだったのではないかと思います。
しかし、その情熱が多くの人をひっぱっていく力を持っていたのでしょう。
彼のもとにはお弟子さんも何人か集まっていました。
真のリーダーはまわりの意見も取り入れながら、人のペースにもあわせていける人です。
若いうちは荒削りな性質が目立つけれど、その中で失敗したり、うまくいかないことがあると
人はそうしたことをきっかけに成長していきます。
短気だからこそ、寛容さを何度も学ぶことができるのです。
陰陽のバランスを取らされるのです。
以前書いた記事です。
ほぼ同じようなことを書いておりますが(^^;)
私が10代のころのバイブルは「赤毛のアン」と「若草物語」でした(^_^.)
若草物語のお母様がもしフラワーエッセンスを使うことができたら
「目を覚まし、かつ祈れ」をしなくてもよかったかもしれません(笑)
もう一度整理すると
ひとつの花の性質は「短気」とか「寛容」というひとつの単語で片付けられるものではなく、
短気も寛容も同じ性質の表と裏のようなもので、
インペイシェンスというアーキタイプの性質全体の中に含まれ、
ただ、その調和がとれた性質になるように
レメディーは導くものといえます。
ますますわかんなくなった?(笑)
いずれにしてもアーキタイプについての理解ができなければ
フラワーレメディーの不調和と調和された性質の疑問がとけないかと思われます。
そしてあまり頭だけで理解しようとせず、実際に服用しながら
自分自身を観察して、経験をとおして理解していくのが一番よいでしょう。
まあ、よく言っていることではありますが、
頭で理解しないと先に進まないという方も多いので
早くそれを理解したいというのはもしかしたらインペイシェンスのような状態なのかもしれません。
アーキタイプとしてのバランスが取れてきたと実感できるのは
個人差はあるけど、人によってはかなりの期間を要することもあります。
ですからあせらずに気長に取り組んでみましょう。
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