こちらのブログは久しぶりです。
タイトルも変えてみました。
このブログの人気記事の上位にいつもあるもので
という記事があります。
反対のサインはお互いに作用しあうという話です。
最近読んだ本でケアとセラピーについて書いてある本を読みました。
「居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書」東畑開人 医学書院
臨床心理士の著者が厳しい心理士業界にて仕事を得たのは
遠く離れた沖縄のデイケアで、カウンセリングの仕事とデイケアの仕事の両方をすることになり、
ただ居るだけのデイケアの経験から
ケアとセラピーについていろいろ考え始める・・・という内容。
この方の本では
ケアというのは基本利用者さんのニーズを満たして、できないところを手伝ってあげたり
生活を援助すること。
セラピーはその方が自分で自立できるように、感情的な問題や内面に向き合っていくことを助けること。
というようにしています。
ケアは苦しくないけど、セラピーは苦しかったり、大変だったりします。
アロマセラピーとかはセラピーとついてるけど、
この場合はケアの部類に入りますね。
私が書いた記事からすると
ケアは乙女座の領域になるかと思います。
こまごまとニーズに応えて調整します。
看護や介護はまさにそこ。
しかし、ケアは誰かにやってもらうとしたら、自立には至りません。
日常のルーティーンをこなし、変わらないように安定することが目的ですから。
とはいっても不安定要素のある方が安定できるようにしていくというのは重要で
ケアによっての変化もあります。
安定は大事だから。
セラピーは魚座的ともいえますが、魚座は海王星が支配星なので
幻想的なものも含みます。
スピリチュアルな要素に逃げ込み、問題が解決されたかのように感じることもあるかもしれません。
ここは難しいところ。
魚座のセラピー的要素は見えないところでおこなわれます。
だからとてもわかりにくいかもしれません。
魚座は宗教的な信仰や夢の世界や深層意識に関わるサインだから、
ユングの夢分析とか箱庭療法のようなものによってな、ぜかクライエントの内面が変化していく
というようなセラピーです。
アートセラピーもここに入りますね。
見えない領域なので、ここでのセラピーは誘導する人が必要かもしれません。
もう少しわかるものだと
蠍座、8ハウスのテーマがあります。
これは対象と深く関わり、闇をとおして死と再生を経験する場所です。
ここは苦しみを伴います。
8ハウスは心理占星術では心理療法と関連づけられていたりもします。
8ハウスの反対の2ハウスは牡牛座と関連があり、
個人のもつ能力や自己価値、自分で稼ぐことなど意味します。
牡牛座だと自分の五感を楽しませるために食べることやケアすることが関係します。
自分の五感を磨いていくケアという感じでしょうか。
蠍座は変容に関わるもので、個人にとってはトラウマや深い傷も関わります。
セラピーはこういう面もあります。
自分にとって再生するために一度死ぬ経験をするというのはなかなか厳しいものです。
「居るのはつらいよ」でも書かれてはいますが、ケアとセラピーはどちらがいいとか悪いとかはなく、
どちらも似た作用をひきおこすことはあるし、しっかりわけられないようなところもあります。
ただ、多くの人がここちよいケアのほうを好むので
セラピーを続けるには忍耐がいります。
個人の強い意志も必要です。
しかし、セラピーによってでしか自分が望むものを得られないという事実もあります。
トラウマに関しては必ず向き合わないといけないというものではなく、
今は様々な効果的な手法があり、安全にトラウマによる身体症状などかなり軽減できるやり方もあります。
これはトラウマの専門家にかかる必要があります。
何か変わらないことには自分が望むものが得られないというのは
たとえば対人恐怖がある方が人とずっと関わらずに生きていけるかもしれませんが、
本人的には他者とのあたたかな交流を得たいという願望があるわけで、
それを得るには自分の中の恐れをみつめていかないといけません。
それは誰かのリーディングでいくらいいことを言われたり、
恐れを克服するというグッズを持っていても
恐れがあっても人と関わるという経験がなければどうにもならないですよね。
セラピーはその経験で感じたことを誰かに聞いてもらう、共感してもらうということが
大切なのです。
蠍座の死というのが、どうして人との深い関わりにつながっていくんだろうと
思っているところもありましたが、
蠍座も魚座も水のエレメントで、感情的にはつながっているという感覚が
癒しにつながっていくのかなと思います。
もちろんそれはハートを通して。
それは表面的なものではなく、境界の向こう側でつながることかもしれません。
アストラルヒーリングやシャーマンによる癒しはここに入るのかなと思ったりします。
となるとそれをやるためには反対の牡牛座的な自己感覚を育てることは必要かな。
もちろん牡牛座は健全なバウンダリもあります。
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