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トム・ブラウン・ジュニアの本を紹介した後、その記事を読んだ方よりこの本を紹介され、ようやく読み終えました。

「母なる風の教え」ベア・ハート

実は、図書館で3回くらい借りて、他の本がなかなか進まないため、全然読めず、今月やっと読み始め、とてもよかったので、絶版になっている本だし、古本でまた取り寄せしました。
古本のほうはカバーがなかったのですが、めちゃ新品みたいに綺麗でした(^^;
300円くらいだったし。残念な点はカバーのほうにベア・ハートさんの写真が載っていることかな。

覚書としてここに書いておこう。

ベア・ハート:1918年生まれ。北米先住民ムスコギ・クリーク族長老、祈祷師(メディスン・マン)として、永年人々の肉体/精神の癒しの業に携わる。本書は初の著作。アルパカーキー在住。


もう亡くなってるのかしら?

この方は大学で心理学も学んでいるためか、本の内容は非常にわかりやすく説明され、知識が幅広い。聖書についても詳しいし。自分の部族以外の人への癒しにも携わっていたため、白人の世界を理解し、白人にわかる言葉を使って話すことや理解することにも努めていたようです。


この本ではベア・ハートさんがどのように癒しの道を学び(本の訳ではまじない師となっていますが、まじないというとなんだか日本では軽いイメージもあって好きではありません)、それを実践し、どのように関わり、どのような考えを持っていたかについて書かれています。

すべての癒し手(誰かの癒しのために携わったり、援助する人)にとって根本的なものがとくに書かれていて、いろいろ迷うときに読むのによいと思います。

自分の仕事をお金のための職業でしかとらえていない人も多いかもしれません。
たとえ人の癒しに関わる仕事をしていても。
なんとかこの仕事で食べていけるようになることが目的としている人も。
多くはそうだと思います。

ネイティブアメリカンの教えのほとんどは、生き方を問うものです。


先祖から受け継いだ教えを大切に守り、その中で自分のやるべきことをおこない、未来へと受け継ぎます。


ネイティブアメリカンの教えを知らなくても、そのように生きている人もいるかもしれません。今は原発のことや環境のこともあって、未来の子供たちのことに想いをはせる人も少なくないので。どう生きるか、どう伝えるかということが注目されていると思います。


個人の望みのために生きるのではなく、全体を生かすために生きることを選択する人も増えているかも。

最近そうしたことをよく考えます。
いかにして自分の仕事を稼げるようになるか、人を集めることができるかというノウハウのようなものがあふれていて、そこだけが目的のようになっていることは、大事なことではあるけど、違う視点がほしいというときに、自分がそれにどう対処し、どういう姿勢でいるのかということについて押さえておく必要があると思うのです。


一番興味深かったのは、この本の中で人の癒しに関わる仕事の代価について書かれてあったのですが、ネイティブアメリカンの世界では通常代価としての贈り物をするときはタバコを使うそうです。
贈り物を渡す意味が重要で、私たちの世界では、時間にあわせたお金を渡す傾向が強く、お金を支払わないとそれがもらえないというシステム。
メディスンマンの世界では支払っても支払わなくてもそれはおこなうことができる、また支払とは言わず、料金も設定はしない。

代価として送られたタバコによってメディスンマンは知識や修行が活性化されるということがあると書かれています。さらに、患者側がその力に値するものを渡すことがない場合は、効果を発揮しないこともあるとも。

メディスンマンそのものに癒す力があるのではなく(この本にも書いてますが、自分のことをメディスンマンやヒーラーと呼ぶことはないそう)、メディスンマンをとおしてもたらされる癒しを受け取る資格を得るのは患者側の態度に大きくゆだねられるということになるようです。代価はメディスンマンそのものの価値だけではなく、その背後にある大きな神・創造主の力にも与えられるものだから。

また、メディスンマンがその知識を得るためにどんなに時間がかかり、どんなに犠牲を払ってきたかということも代価には含まれる。

現代のことでいうとやはりお金になるので、お金をエネルギーとして考えると、癒し手にエネルギーを与え、必要な癒しの力を引き出すという考えにもなるかなと思います。


あと重要なところでは

『医師の場合もまじない師の場合も、治す側のエネルギーが、癒しのプロセスにおおいに関係する。』というあたり。前向きなエネルギーや信念が大切で、否定的な気持ちは必ず患者にわかると。

『癒しの術とは、呪文や薬草を使うだけにとどまらず、患者がなにに悩んでいるのかを見極めることも伴う。』など。

助言の仕方も全体をみて、バランスをとるようなやり方でおこない、相手に直接それを言うと傷ついたり、怒らせたりするようなやり方はしないところも見習うところがありました。

なんだか心理療法家の心得的なところも多々あり、自然と調和して生きるということを守っているだけなのに、その教えは深いもの。

自然神、創造主への信仰なくしては、この生き方はできないと思います。


最初のところに生まれたときに母親が祝福した言葉がとても美しいです。
4つの方角、大地、太陽、風、水、火、それぞれに祝福の祈りをします。


これを読み、同時に自分の中の信仰の力というのも見直しているところです。


そうそう、これを読みながら、ネイティブアメリカンの教えではあるけれど、エドワード・バック医師の根本にある思想とほぼ似ているなとも思いました。
バックはケルトなど自然信仰とキリスト教を背後として、信仰が土台にある調和した生き方を説いていたので、当然ですが、フラワーレメディーを深めていきたい人にもこうした先住民族の教えに触れることは意義のあることですね。




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ベア ハート,モリー ラーキン
講談社