土星に関連するBachレメディーはいくつかあります。

パイン、ビーチ、ウォルナットなど。

その中でもビーチは「人のことを気にかけすぎる」
というカテゴリーに入っているように
人との関係性の問題を考えるのに関連するレメディーです。


ビーチの定義を簡単に説明すると

他者の違いや不完全さを受け入れること。
つまりは他者が自分の完全な世界から違うと気になったり、
受け入れられない傾向を持っています。


土星には輪っかがあります。

これは土星のもつ性質として、
制限とか完璧なもの、境界などをあらわします。


フラワーエッセンス・レパートリーのビーチの項目には

「批判的な環境で厳しい期待をかけられて育ち、内面では非常に傷つきやすく不安に感じている」

と書かれています。

つまりはビーチのようなタイプの環境や親によって育てられたことも
ビーチの性質をつくる原因になっているようです。

日本という国全体がわりと近いところにもあるように思います。
おそらく、イギリス人もそうなのでしょう。

最初にどこがよくないのかをみて、矯正していくやり方です。

だからこそ、日本のホスピタリティは世界的にもグレードが高く、
公共のマナーも世界一とまで思われています。

それは島国で、単一の民族主体で生活していることも関係するかもしれません。
すでに陸続きではなく、他の国とは離れています。

他者と違うことは認めないという暗黙のルールのようなものが
集団の中で生じやすいかもしれません。


その性質はこんなときにも出てきやすいかもしれません。

◆パートナーや家族のいい面よりも先によくない面が目につく。
◆婚活中の人が相手を探すときに、自分の理想にあわないところばかり見てしまい、進まない。
◆集団での仕事やプロジェクトでのそれぞれの意見の違いを聞いて疲れる。

◆ママ友とあわせることが困難で、孤立する。


それは自分の意見を押し通そうとしたり、
自分の意見に他の人も賛同させようとしたりするような感じではありません。

細かい違いまでも目について、違和感を持ったり
受け入れられないような感じです。

その違いをすぐに指摘したり、修正しようとしたりします。


ルドルフ・シュタイナーもブナ(ビーチのこと)を土星の支配下にあると書いていて、
丹羽敏雄さんの「星々と木々」(涼風書林)という本でも解説されています。

土星は逆行的動きが多く、動きが抑制されたものであることや
太陽系で見える惑星の中で一番外側にあることで
抑制と分離という法則が働くということです。

ブナの中にその法則があらわれると
中心が強調され、幹がはがれることなく、
コルク層が形成され、中に閉じ込められてしまいます。
枝は上よりも横に広がり、重みを与え、
葉はびっしりと茂り、中に空間をつくり、
光をさえぎり、他からのものを入れません。


また、土星の動きは非常に遅いのですが、
ブナの成長もまたゆっくりとしたもので、長寿で
土星は木星に次ぐぐらい惑星は巨大であるように
大きく成長していきます。

ジュリアン・バーナードさんの「植物のかたちとはたらき」の中で
ビーチの森にはいると大聖堂のようだという人もいますと
書かれており、ビーチの森の中で過ごしてみたくなります。

そのようにある意味守られた空間ですが、
その世界以外のものは、受け入れられないのです。

常に自分の世界を通して、他者を見て、
その違いを批判したくなるのです。

それを変えるためには、世界を広げなくてはなりません。
それぞれが違うことを認め、違うことを楽しむくらいに。

芸能人のヒロミさんが奥さんの伊代さんの天然ぶりをよくテレビで
話していたりしますが、
人からはええーと思うような常識のない感じも
楽しんでしまうしかないと言って、笑いに変えています。
それはビーチの調和がとれた性質になるのかもしれません。
土星とは全く性質が逆のような木星的な性質が
作用しているともみえますね。


ビーチのタイプは感情的になるホリーやウィロウとは違い、
思考派です。
だからこそ、相手の身になったり、感情的な働きかけが
苦手な要素となるかもしれません。

人との関係を築くためにはハートを開く必要があります。

逆にハートが開きすぎているとなんでも受け入れすぎて、
境界がない感じになってしまいますが。

丹羽さんの本の中で土星と関連する鉛はアレルギーに対して使ったり、
ホメオパシー的には感覚を麻痺させて、強すぎる影響から身を守るという
記述もあります。

フラワーエッセンスのビーチにはアレルギーや花粉症の人に
使用してゆるやかですが、対処できるレメディーのひとつとして
知られています。

自分をガードする働きがある一方、守りが固すぎて孤独になる
こともあります。

守りが固い人が他者との関係性を築いていくことは
ブナの成長のように時間がかかりますが、
違いを受け入れていくことが魂の成長につながっていくのです。

ホロスコープチャートでは土星の影響下が強い人(太陽や月がとくに土星とスクエアなど)
山羊座に惑星が多い人などビーチの性質が見え隠れしているのではないでしょうか。
土星が10ハウスにあるとかも。



ブナは落葉広葉樹です。
日本にはブナの原生林がありますが、
非常に少ないです。白神山地は有名ですけど。

ブナの原生林に行って見たいなあと思います。

ちなみに写真は神戸森林植物園のヨーロッパブナです。
それほど大きくありませんが、その分、葉や花の観察がしやすいと思います。
ブナは陰樹なので、触るとひんやりします。
銀色の樹皮もなめらかで触りたくなりますよ。

そんな感触も確かめていただくと
より理解が深まるのではないかと思います。


参考
「星々と木々」丹羽敏雄 涼風書林
「フラワーエッセンス・レパートリー」リチャード・キャッツ、パトリシア・カミンスキ
BABジャパン
「バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき」ジュリアン・バーナード




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