物語と象徴

「インターステラー」と「コンタクト」とハウンズタング

 年末に見に行った映画「インターステラー」を見たら、
昔見た「コンタクト」という映画が見たくなり、
お正月に久しぶりに見ました。

この映画は1997年の作品なんですね。
電話がダイヤル式だし、パソコンモニターがでかい(笑)
しかし、「インターステラー」を見た後にみると
またすごく面白かったです。

「コンタクト」の内容をかいつまんで書くと
ジョディ・フォスター演じる主人公エリーは子供の頃から
父親といっしょに無線で遠くの存在と話すことをやっていて、
その父親が亡くなり、大人になって研究者となります。
電波通信によって地球外生命とコンタクトをとろうとして
長年研究してきたエリーはどこでも批判的な扱いを受けますが、
彼女は実は見えない存在や実証できないものを信じない女性だったのです。

その彼女が牧師であり、作家である男性パーマーと知り合い、
愛し合うのですが、ひとりは神を信じ、エリーは神を信じないという
皮肉なカップル。
ある日エリーはヴェガのあたりからある交信をキャッチし、
宇宙へ行くことを志願します。
いろいろあって、なんとか行くことになりますが、
彼女はすぐにワームホールを抜けて宇宙へ行く経験をしたのにも
かかわらず、実際は実験は失敗に終わっていたことを告げられます。
しかし、彼女は証拠がないのにもかかわらず、
それをどうしても否定することが出来ず、その経験によって
大きく変わったのでした。


映画として非常によくできた作品です。
どういう経験をしたかは映画を見てください。

このパーマー役のマシュー・マコノヒーがなんと17年後に
「インターステラー」で主人公を演じるわけです。
「コンタクト」に関わった物理学者のキップ・ソーンの案によって
「インターステラー」は制作されたそうですが、
最初はスピルバーグが監督予定だったのですね。
(ウィキペディア参考)

なので、少し共通するものがこの二つの映画にはあります。

「父親」
「宇宙の存在」
「時間感覚」


エリーは
「私たちは宇宙の一部です。宇宙と一体になれば孤独でなくなります」
というようなセリフを言います。
つながることは時間を超えることでもあるなあと思います。

この二つの映画をみて思うのは
宇宙というとてつもなく大きなものに想いを向けると
視点が大きく変われるということです。
しかも、それがワームホールをとおしていくつもの銀河につながっている
としたら、ほんとに小さな地球で暮らす私たちは
とても小さな存在です。

FESのフラワーエッセンスにハウンズタングという花があります。
ムラサキ科の植物で少し忘れな草に似た花です。
「コンタクト」という映画は特に全体をとおして
この花を象徴として思わせてくれます。

世界を科学的すぎる視点で見る傾向があるときに
思考をもっと全体的な視野で高い意識からみることを助けます。

「フラワーエッセンスレパートリー」BABジャパンより
思考活動を刺激し活性を与え、生への驚きと畏敬を回復させ、
同時に魂が物質世界の精神的次元について明晰で
具体的に思考するのを助けてくれる。


すべての人が宇宙まで行くことが出来ませんが、
花の中に宇宙意識を目覚めさせるものが
あるというのも不思議なものです。

これもエッセンスの作り手がそのような意識を持っていないと
ハウンズタングの定義とならなかったかもしれません。

ハウンズタングは地味であまり選ばれにくいエッセンスかもしれませんが、
小さな自分の世界の中でとても生きにくく感じていたり、
感情的な問題で抜けられない感じのときにも
使えるのではないかと思います。
思考をリニューアルするように。
宇宙から地球をみるように。



写真は同じムラサキ科のボラージュ。
花の形も星のような形をしています。
ハウンズタングはボラージュと組み合わせることもできます。
重く感じて行き詰った感覚から解放してくれます。



逆な感じでFESにはシューティングスターという花もあります。
これはまさに流れ星なので、
地球にたどり着いた魂のためのエッセンスです。
このタイプの人は逆に地球になじめず宇宙に帰りたがります。
しかし、この地球で生まれたことには意味があり、
それを知ることで地球に根付くことを意識します。

日本の花にも宇宙に関連するようなものがあるでしょうか。


この二つの映画を見るとハウンズタングのように視点が
大きくなるので、映画セラピーにもなるかもしれません(笑)




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物語と象徴

人生の初期に影響を受けた物語の象徴

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人生の初期の頃に影響を受けた物語って皆さんはありますか?

私はメーテルリンクの「青い鳥」です。

写真の本は幼稚園の頃からずっと持っていて、お気に入りで
子供の頃、毎年クリスマス前に読み返していました。

そもそもこの本で文字を読む練習をしていて、
「思い出の国」の章まで読めるように・・というのを憶えています。

今を思うとこの物語によって幼児期に影響を受けたことは
自分の人生にとっても何かを象徴しているような気もします。

このお話は大人になってから戯曲であることを知り、
堀口大學訳の本を手に取りました。

とても詩的な美しい言葉が多く、物語も美しいのです。

めざめのばら、水のほほえみ、あけぼのの空の色、こはくの露・・
などの表現だけでもふんわりした気持ちにさせてくれます。

このお話はかなりざっくり言うと
貧しいきこりの兄妹が幸せの青い鳥を探しに行く旅に
出ますが、実は一夜の夢だったという内容。

ファンタジーのようですが、夢の中は現実と同じものがあり、
リアルな面もあります。
ただ、見え方が違うだけです。

自分たちが普段身の回りにある光、パンや砂糖、火、ネコ、犬といったものが
ただ、人間と対等になってお話ができるようになります。

思い出の国では亡くなったおじいさんやおばあさん、弟や妹たちに会えます。
未来の国では生まれる予定の弟に会えます。


この旅は1年かけているのですが、起きてみたら、一晩だったりします。

つまりは

時間も過去も未来もないところを移動するお話なんですね。

なんともアストラルチックな
アストラルな世界 (夢もそうです) では時間はなくなるのです。

しかも、見えないものを見るためにダイアモンドがついた帽子をかぶり、
そのダイヤを回すことで旅をします。

第三の目ではないですか。

今だったら妖怪ウォッチ (笑)

幸福というのは見え方を変えるだけでよいのだ
ということを全体を通して
教えてくれるような物語です。


この旅の中でガイドのような役割を果たすのが「光」の存在。

最後の光のセリフはとても大好きです。

「いい子だから泣かないで、わたしは水のような声は持っていないし、
ただ音のしない光だけなんだけれど、でも、
この世の終わりまで人間のそばについていてあげますよ。
そそぎ込む月の光にも、ほほえむ星の輝きにも、
上ってくる夜明けの光にも、ともされるランプの光も、
それからあなたたち心の中のよい明るい考えの中にも、
いつもわたしがいて、あなたたちに話しかけているのだということを
忘れないでくださいね。」


『青い鳥』新潮文庫


先ほどのパンや砂糖、火、飼いネコや犬は普段は気が付かないけど、
大切なものの象徴でもあります。


青い鳥を探す旅というのが、
自分のいまの仕事にも関連しているようでもあり、
海王星っぽいものを象徴していたりして
あらためて物語の影響を感じます。



子供の頃は本は限られてものしかなく、
ほとんど兄の本をもらったもので
長いお話の本はこの「青い鳥」ぐらいしか持っていませんでした。
それは自分が選んだわけではなかったけれど、
手元にやってきたということが
その後の人生の方向性にも関係しているのでないだろうか
などと思ったりするわけです。

単なる偶然でしょと思うことも出来ますが(^^;)


ところがメーテルリンクは優れた自然観察者でもあり、
「花の智恵」「蜜蜂の生活」「蟻の生活」といった本も書いています。

「花の智恵」は昔、友人からもらって、
手元にありますが、非常にお勧めです。

メーテルリンクが私が仕事としている「自然や花」について
本を書いているということは
私が人生の初期で出会った物語は偶然ではないと
また思わざるをえないですね。


皆様が繰り返し読んだ物語もそんな風に
象徴されているものとその後の自分と
考えてみるといかがでしょうか。

またその物語全体からみえてくる花があればどんな花なのかも。


私は個人的には「青い鳥」の花はセラトーかフォゲットミーノットかしらと
思います。




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